だれでも
シミュレータ

3D制作業界は今、大きな転換期にあります。

「ハイクオリティなモデルを作れば、相応の対価が得られる」というこれまでの常識が、生成AIの台頭やグローバルな価格競争によって、少しずつ、しかし確実に変化し始めているからです。

本記事では、10年以上にわたりWeb3Dシステム開発に携わってきた視点から、制作会社が「データの受託」を脱却し、いかにして利益率の高い「システムビジネス」へ舵を切るべきかを考察します。

1. なぜ3Dモデリングの単価は下がり続けるのか

今、多くの制作現場から「見積もりが通りにくくなった」「価格競争が激化している」という声が聞こえてきます。その要因は主に3つあります。

3D生成AIの台頭

簡易的な形状であれば、AIが数分で生成する時代が到来しました。「形を作る」という作業そのものの希少性が薄れています。

制作工程の自動化

リトポロジーやUV展開などの自動化ツールの普及により、作業時間に基づいた工数単価の維持が難しくなっています。

「出口」のないデータ納品

納品したデータが一度の広告や静止画のためだけに使い捨てられているため、クライアントにとって「継続的な資産」になりにくいのです。

2. 「労働集約型」と「システムビジネス型」の比較

制作会社が今のまま「工数」を売り続けるのと、システムを組み合わせて「価値」を売るのでは、ビジネスの安定性が大きく異なります。

比較項目従来の制作受託(フロー型)システムビジネス連携(ストック型)
収益の構造制作費(単発)のみ制作費 + 継続的な運用支援
付加価値データの精緻さクライアントの成約率向上
AIとの関係AIは「仕事を奪う脅威」AIは「効率を上げるツール」
クライアントとの関係外注先(替えが利く存在)ビジネスパートナー(不可欠な存在)

工数(時間)を売るビジネスモデルは、常に「効率化=売上減」というジレンマを抱えます。一方、システムを軸にした提案は、クライアントの課題解決に直結するため、単価の主導権をこちらが握ることができます。

3. 解決策は「3Dデータに機能を持たせる」こと

AI時代にクリエイターの価値を守る唯一の道は、3Dモデルを単なる「絵」として売るのをやめ、「クライアントの販売を支える装置」に変えることです。

例えば、

  • 「ただの3DCG」を納品するのではなく、
  • 「Web上で自由にカスタマイズでき、その場でAR配置まで完結するシミュレータ」として提供する。

このように「システム」という出口をセットにすることで、御社が作った3Dモデルはクライアントの事業に欠かせない「稼働資産」へと進化します。

※あわせて読みたい:3D制作会社がウェブの実装知識なしで「商談の主導権」を握る具体的な方法

4. まとめ:ウェブの知識は、今から学ぶ必要はありません

「システムビジネスへのシフトが大事なのはわかるが、自社にプログラミングの知識はない」

そう思われるかもしれません。しかし、すべての工程を自社で抱え込む必要はありません。

餅は餅屋です。システム基盤は既存のプラットフォームを活用し、御社は得意とする「最高品質の3D制作」に専念してください。

3Dのプロフェッショナルが、ウェブという強力な武器を手にする。その時、御社のクリエイティブは、価格競争とは無縁のステージへと引き上げられるはずです。

【技術パートナーシップに関するお問い合わせ】

私たちは、3D制作会社の皆様が持つ素晴らしい技術を、ウェブやARという出口を通じて最大化するためのシステム「だれでもシミュレータ」を提供しています。

  • 自社の3DモデルをWeb上で動かしてみたい
  • クライアントから「シミュレータ化」の相談を受けているが、実装に困っている
  • WebARの表示クオリティや軽量化について相談したい

具体的なビジネスの話の前に、まずは「技術的に何が可能か」という情報交換から始めませんか。御社のモデルをウェブで動かすための、技術的なバックアップをさせていただきます。

パートナーとして始められる3つのステップ

  1. 検証: 御社の3Dモデル(glb等)をお預かりし、本システムでの再現性を確認。
  2. 試作: 貴社専用のデモ環境で、実際のシミュレーション動作を体験。
  3. 提案: 弊社の技術資料を添えて、クライアントへ「シミュレータ化」を共同提案。

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