シミュレーターの作り方:objデータが取り込めない・表示されない時の対処方法。
2023.03.16
ケース:ライノセラスから出力したobjファイルの場合。
ライノセラスから出力したobjファイル使用時、シミュレータステージで表示されない場合の対処法です。
書き出したobjファイルをblenderにインポートし、
・サイズをblender上の実寸に合わせ調整
・UVを展開
を行います。
その後改めてblenderからobj形式で出力し「だれでもシミュレータ」の3Dメッシュデータに取り込みます。
【objファイルをインポート】
blenderを開き、「ファイル → インポート → Wavefront(.obj)」を選択、ライノセラスから書き出したobjモデルをインポートします。

【モデルのサイズをblender上の実寸に合わせ調整】
インポートしたモデルのサイズがblender上の実寸と異なり、実サイズの100倍のスケールになっていたので、「スケール」ツールでblender上の実寸に合わせて調整します。


サイズ調整と連動して、スケール値が極端に小さい値になってしまったので、コマンド+a(windowsの場合はctrl+a)キーで開くウィンドウから「適用 → スケール」でスケール値をxyz = 1.000にリセットします。


【モデルのUVを展開】
モデルを選択したまま、「編集モード」に変更し、ポリゴンを全て選択します。

uキーで開くウィンドウから「UVマッピング → スマートUV投影」を選び、UVを自動展開します。

【モデルのエクスポート】
モードを「オブジェクトモード」に戻し、「ファイル → エクスポート → wavefront(.obj)」でobjファイルを書き出します。


※書き出しの際、「選択物のみ」にチェックを入れ、選択したオブジェクト以外書き出されないようにします。

このような流れで再度obj化することで、ステージにも表示されます。
以上、ライノセラスから出力したobjデータが取り込めない・表示されない時の対処方法でした。
だれでもシミュレータでは、「お試しデータ変換」やデモ・レクチャーを無償で行っております。お気軽にお問い合わせ・お申し込みください。
お問い合わせはこちら