シミュレーターの作り方:「その大きさ、設置できる?」が検証できるAR設置シミュレータの作り方
2023.06.22販売している家具や家電、什器や工業機械など、家庭やオフィス、工場などに設置するお客様に「この大きさ、設置できるかな?」と問い合わせを受ける事、ありませんか?
お客様に寸法を計っていただいたり、サイズを正確に伝えなければならなかったりで面倒だなと感じたり、商談機会自体そのものを失ってしまうそんなリスクもありますよね。
そんな時に便利なのが、AR設置シミュレーションです。
ARなら、その「空間」を把握し、リアルなサイズで3DCGを合成できます。
「その商品がその空間に設置できるのか」「設置したらどのようなイメージになるのか」といったシミュレーションが行えます。
今回は、そんなAR設置シミュレータの作り方をご案内いたします。
【必要なもの】
3D形状データ(3DCADなどなるべく正確なもの)
※お持ちでない場合、2DCADや写真から3D制作をご依頼いただけます。詳しくはこちら
iPhone、iPadなどのiOSデバイスまたはAR core対応のAndroid
※対応機種について詳しくはこちら
だれでもシミュレータ:スモールプラン以上
AR表示する商品数によってプランをお選びください。
【作り方】
1:3Dデータの登録
3D形状データを「だれでもシミュレータ」のダッシュボードから登録します。
まずは登録のためにobjデータに変換しましょう
1-1:データ変換
CADデータのobjデータ変換には無償で使える3Dソフト、blenderを使用します。
CADデータをbenderに取り込める形式(plyやdaeなど)に変換し、blenderにインポートします。
インポートした形状データを、blender内で正確なサイズにリサイズします。
※blenderにインポートした際、極端に大きく・小さくなると言ったケースが多々あります。
リサイズが完了したらblenderからobjデータとしてエクスポート(書き出し)します。
「ファイル → エクスポート → wavefront(.obj)」でobjファイルを書き出します。
※書き出しの際、「選択物のみ」にチェックを入れ、選択したオブジェクト以外書き出されないようにします。
1-2:データの登録
「だれでもシミュレータ」のダッシュボードにログインし、それぞれ登録作業を進めます。
1-2-1:3Dメッシュデータの登録
アセット>3Dメッシュデータ から、空きスロットをクリックし、「3Dメッシュデータ」として使用するobjファイルをアップロードします。
1-2-2:マテリアルデータの登録
アセット>マテリアルデータ の空きスロットを選び「マテリアルデータ」を登録します。
必要に応じてテクスチャ画像のアップロードやカラー、透過度など設定します。
1-2-3:3Dオブジェクトの登録
「3Dメッシュデータ」と「マテリアル」の登録が完了したら、次は アセット>3Dオブジェクト にそれらを登録します。
「3Dオブジェクト」には「3Dメッシュデータ」と「マテリアル」をペアで登録します。
1-2-4:ステージ設定
「3Dオブジェクト」の登録が完了したらその「3Dオブジェクト」をARで表示できるように「ステージ」に登録します。
「3Dオブジェクト」を登録します。
※ステージにはイメージや概要など、詳細も設定できます。後から編集、変更も可能です。
1-2-5:共通設定
表示するシミュレータの設定を「共通設定」で行います。
今回はARで見せるので「ARボタン表示」を「する」にチェックを入れます。
※そのほかの項目は自由に設定いただけます。
2:AR表示
全て登録が完了したら、いよいよAR表示です。
登録した「ステージ設定」の右上「公開URL」をクリックすると設定したシミュレータが開きます。
シミュレータ画面左下に表示される「AR」ボタンをクリックするとAR画面が表示されます。
表示されるQRコード、もしくは「AR用ページへアクセス」をクリックするとARが表示されます。
ARが表示されたら、あとはデバイスで表示される指示の通り、空間を把握しましょう。するとその場に、登録した3Dモデルが表示されます。
以上、AR設置シミュレータの作り方のご案内でした。
※iOS、androidどちらのデバイスにも対応しております。
※LiDERスキャナー搭載のiPhone Pro等をご利用いただくと正確なシミュレーションが行えます。
※トライアル版ではARがご利用いただけませんので、スモールプラン以上をお申し込みの上検証ください。
※実際のAR表示は「だれでもシミュレータ」ウェブサイトトップページ掲載のサンプルシミュレータでご確認いただけます。
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