おすすめの使い方:3Dモデリングの単価下落をどう防ぐ? 生成AI時代に制作会社が「システムビジネス」へシフトすべき理由
2025.12.31
3D制作業界は今、大きな転換期にあります。
「ハイクオリティなモデルを作れば、相応の対価が得られる」というこれまでの常識が、生成AIの台頭やグローバルな価格競争によって、少しずつ、しかし確実に変化し始めているからです。
本記事では、10年以上にわたりWeb3Dシステム開発に携わってきた視点から、制作会社が「データの受託」を脱却し、いかにして利益率の高い「システムビジネス」へ舵を切るべきかを考察します。
ー
1. なぜ3Dモデリングの単価は下がり続けるのか
今、多くの制作現場から「見積もりが通りにくくなった」「価格競争が激化している」という声が聞こえてきます。その要因は主に3つあります。
3D生成AIの台頭
簡易的な形状であれば、AIが数分で生成する時代が到来しました。「形を作る」という作業そのものの希少性が薄れています。
制作工程の自動化
リトポロジーやUV展開などの自動化ツールの普及により、作業時間に基づいた工数単価の維持が難しくなっています。
「出口」のないデータ納品
納品したデータが一度の広告や静止画のためだけに使い捨てられているため、クライアントにとって「継続的な資産」になりにくいのです。
ー
2. 「労働集約型」と「システムビジネス型」の比較
制作会社が今のまま「工数」を売り続けるのと、システムを組み合わせて「価値」を売るのでは、ビジネスの安定性が大きく異なります。
| 比較項目 | 従来の制作受託(フロー型) | システムビジネス連携(ストック型) |
| 収益の構造 | 制作費(単発)のみ | 制作費 + 継続的な運用支援 |
| 付加価値 | データの精緻さ | クライアントの成約率向上 |
| AIとの関係 | AIは「仕事を奪う脅威」 | AIは「効率を上げるツール」 |
| クライアントとの関係 | 外注先(替えが利く存在) | ビジネスパートナー(不可欠な存在) |
工数(時間)を売るビジネスモデルは、常に「効率化=売上減」というジレンマを抱えます。一方、システムを軸にした提案は、クライアントの課題解決に直結するため、単価の主導権をこちらが握ることができます。
ー
3. 解決策は「3Dデータに機能を持たせる」こと
AI時代にクリエイターの価値を守る唯一の道は、3Dモデルを単なる「絵」として売るのをやめ、「クライアントの販売を支える装置」に変えることです。
例えば、
- 「ただの3DCG」を納品するのではなく、
- 「Web上で自由にカスタマイズでき、その場でAR配置まで完結するシミュレータ」として提供する。
このように「システム」という出口をセットにすることで、御社が作った3Dモデルはクライアントの事業に欠かせない「稼働資産」へと進化します。
※あわせて読みたい:3D制作会社がウェブの実装知識なしで「商談の主導権」を握る具体的な方法
ー
4. まとめ:ウェブの知識は、今から学ぶ必要はありません
「システムビジネスへのシフトが大事なのはわかるが、自社にプログラミングの知識はない」
そう思われるかもしれません。しかし、すべての工程を自社で抱え込む必要はありません。
餅は餅屋です。システム基盤は既存のプラットフォームを活用し、御社は得意とする「最高品質の3D制作」に専念してください。
3Dのプロフェッショナルが、ウェブという強力な武器を手にする。その時、御社のクリエイティブは、価格競争とは無縁のステージへと引き上げられるはずです。
ー
【技術パートナーシップに関するお問い合わせ】
私たちは、3D制作会社の皆様が持つ素晴らしい技術を、ウェブやARという出口を通じて最大化するためのシステム「だれでもシミュレータ」を提供しています。
- 自社の3DモデルをWeb上で動かしてみたい
- クライアントから「シミュレータ化」の相談を受けているが、実装に困っている
- WebARの表示クオリティや軽量化について相談したい
具体的なビジネスの話の前に、まずは「技術的に何が可能か」という情報交換から始めませんか。御社のモデルをウェブで動かすための、技術的なバックアップをさせていただきます。
パートナーとして始められる3つのステップ
- 検証: 御社の3Dモデル(glb等)をお預かりし、本システムでの再現性を確認。
- 試作: 貴社専用のデモ環境で、実際のシミュレーション動作を体験。
- 提案: 弊社の技術資料を添えて、クライアントへ「シミュレータ化」を共同提案。
ー
【3D制作会社・経営層向け特別コラム(全3回)】
- Vol.1:AI時代の生存戦略と単価下落の防ぎ方
- Vol.2:コンペで勝つためのWebAR・システム提案術
- Vol.3:3Dモデルを「使い捨て」にさせない資産化の秘訣
- 展示会・施工会社の「3D提案」を次世代へ。現場でQRを読み、什器の設置イメージをARで共有する体験の作り方。
- Sketchfabの次を探している3D制作会社へ。自社開発か、パートナー利用か?【徹底比較】
- 3Dモデルを「使い捨ての素材」にさせない。丹精込めて作ったデータを、企業の「一生モノの資産」へ。
- 「ウェブ対応」がコンペの分かれ道に。3D制作会社が提案の幅を広げ、選ばれ続けるための戦略。
- 3Dモデリングの単価下落をどう防ぐ? 生成AI時代に制作会社が「システムビジネス」へシフトすべき理由
- 3D制作を外注し続けるのはもう終わり。メーカーが『だれでもシミュレータ』でDXを内製化すべき3つの理由
- ブラウザからショールームまで。3Dデータを営業資産に変える「拡張型開発」のDX成功事例
- 3Dパースの「価格競争」から脱却する。制作会社がWebシミュレータを導入すべき費用対効果(ROI)の考え方
- 3D制作会社が「Web開発」を自社で行うと赤字になる理由。WebGL案件の炎上を防ぎ、利益を確定させる外注戦略
- 展示会中止・カタログ廃止の流れを追い風に。製造業クライアントの「DX予算」を獲得する3D提案手法
- 「CADデータがあるから簡単だ」という誤解がプロジェクトを壊す。Webで動かない“ゴミデータ”に泣かされないための鉄則
- 数千万円の見積りで案件を殺していませんか?競合が「1/10の予算」でさらっていく、3Dシミュレータ受注の残酷な差
- その3D実装、本当に納期に間に合いますか?WebGL開発の泥沼にハマる前に知っておくべき「保守不能」の現実
- いつまで「作って終わり」の労働集約型を続けますか?3D案件を単発の苦労で終わらせない、賢い制作会社の収益防衛策
- 顧客から“3Dで見たい”と言われたら即対応!導入事例でわかる営業効率と受注率改善
- フルスクラッチ開発で挫折した方必見!即実装できる3Dシミュレーションで営業力を取り戻す
- 展示会・商談まで時間がない!即日対応可能な3Dシミュレーションで受注チャンスを逃さない
- 営業が回らない…責任者必見!3Dシミュレーション導入でチーム全体の生産性を劇的改善
- 見積作成に時間がかかりすぎて商談が止まる?即対応できる3Dシミュレーションで営業効率を劇的改善
- ウェブで簡単チェック!自社に3D見積もりシミュレータは必要?
- 装置・設備メーカーの見積が遅い原因と改善方法|初期仕様整理で概算見積をスピード化
- 製造業の営業が忙しすぎて成果が出ない本当の理由― 受注率・属人化をWebで解決する方法 ―
- 製造業の営業が忙しすぎる本当の原因。仕様説明をWebで自動化するという考え方
- カスタマイズ製品が売れにくい理由とは?製造業がWebで受注率を上げる方法
- 製造業の見積業務が属人化する理由とは?複雑な製品仕様を効率化するために必要なこと
- 複雑な製品仕様を「Webで伝える」三協フロンテアが取り組んだ、製造業の新しい情報提供の形
- 【第7回】このままクライアントに提案!3Dシミュレーター導入「提案資料テンプレート」完全版
- 【第6回】失敗しない3Dシミュレーター導入と提案フロー
- 【第5回】広告代理店が3Dシミュレーターを扱うべき本当の理由
- 【第4回】業種別に見る3Dシミュレーション活用戦略
- 【第3回】3Dシミュレーター導入が成果につながる理由
- 【第2回】「だれでもシミュレータ」とは何か
- 【第1回】なぜ今、3Dシミュレーションが広告・販促に必要なのか
- WebGL開発:透過3Dオブジェクトの最適化について
- 3Dシミュレータ、無料でサンプル開発いたします。
- 事例紹介:株式会社 堀田木工所様の家具コンフィギュレータに「だれでもシミュレータ」採用。
- リリース後の運用も楽々。AgWORKSへのご依頼について
- カスタマイズ版でも簡単!プロジェクトをエクスポートしてシミュレータを更新する方法
- 急な表示価格変更にも即時対応!だれでもシミュレータの金額変更のやり方
- 活用アイデア:3Dシミュレータを顧客データ収集に使う
- Webなら「なんでもできる」より「だれでも使える」デザインシミュレータがいい理由。
- カスタマイズ事例紹介:三協フロンテア様「簡単シミュレーター」
- よりわかりやすく、魅力的に!プレゼン・デモに3Dを使う。
- 3Dシミュレータのデモページ公開しました。
- レイアウトシミュレーションで商談を。作り方と使い方。
- 「だれでもシミュレータ」で、3DCG映像や画像制作のコストを下げよう
- カスタマイズ事例紹介:株式会社サザビーリーグ エーアンドエスカンパニー様のカスタムオーダーツールに採用されました
- 事例紹介:コマニー株式会社様のデザインシミュレーターに「だれでもシミュレータ」採用。
- プロジェクト進行のストレス軽減に。3Dシミュレータとメンタルヘルス
- 最大50%補助!IT導入支援事業者採択されました
- RhinocerosやSketchUpなど、3DCADモデルのWebブラウザ表示・埋め込みにおすすめ
- 3DCGの効率的な提案に。Web3D変換・表示システムを活用する。
- 製品の商談・提案に真剣に取り組むために3Dを活用
- シミュレータもアイテムも無制限。オンプレプランのご案内。
- 商談で競合・ライバル会社に勝つために。3Dで提案資料をより具体的なものにする
- 未導入リスクを回避!ウェブへ簡単導入
- シミュレータでアクセスログを取ろう
- シミュレータにSKU値を活用できます。
- 1脚コスト¥46.2。圧倒的な効率化でARを作る
- 3D制作が無償!ラージプランキャンペーン
- パートナー企業募集中!
- 自動変換だけじゃない。ARシミュレータをその場で作る。
- ShopifyでAR!USDZ形式の保存可能です。
- だれでもシミュレータで使える3Dファイル形式とカスタマイズ可能なファイル形式
- Web3Dモデルのマテリアル透過にリアリティを。透明なモデルの仕上げ方
- CADデータのWEBGL化に。FreeCADを使った取り込み方法
- クライアントワークをご一緒に!デザインシミュレーター導入をスムーズに行う方法
- 商談中にその場で3D化。お客様から預かった間取り図を読み込み、即座に家具レイアウトを提案して成約率を上げるコツ
- 3DシミュレータとShopifyの購入ボタンを連携する方法
- もっと便利に!新バージョン、「v2」ベータ版リリースのお知らせ
- 多数のバリエーションにも対応!iOS・Android対応したWebARの作り方
- だれでもシミュレータのECサイト連携について
- リアルな3Dモデル作成はおまかせください。
- 「だれでもシミュレータ」プランの選び方。必要アセット数で選ぼう
- だれでもシミュレータで家具の3Dレイアウトシミュレータを作る方法
- Web3Dの作り方。開発ベンダーなら「だれでもシミュレータ」
- カタログに3Dを載せる。データエクスポートもできる。Web3Dカタログの作り方
- 「だれでもシミュレータ」でマテリアルを作る方法
- だれでもシミュレータのセキュリティ対策について
- チュートリアルで作る!3Dシミュレータ・コンフィギュレータの作り方。
- 「入るかな?」の不安を解消。アプリ開発不要で自社サイトに「AR配置機能」を導入し、購入の最後の一押しを作る方法
- Web3Dコンフィギュレータのダイナミックマテリアル使用法
- 食器のロゴシミュレータの作り方
- ARで見せるために必要なものとは?
- お試しに。費用を抑えてAR開発を依頼する方法
- WebARとは?Webで見れるARの開発環境
- WebGLに最適化。シミュレータ用3Dモデルへの変換方法
- だれでもシミュレータへのObjインポート手順とRhinoでの注意点
- blenderクリエイターならARがサクサク作れる
- そもそも3Dシミュレータとは?
- 3Dシミュレータ開発を依頼するには?
- ライティング・テクスチャで出す立体感。Web3Dにおすすめの設定方法。
- 「競合に提案内容を知られたくない」。特定の顧客だけに3Dシミュレーターを限定公開して、商談の成約率を高める方法
- 難しい操作は一切なし。手持ちの「間取り図画像」を3D化して、誰でも1分で家具配置ができるシミュレーター
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの売上UP。シミュレーターから直接カートへ誘導する「相互リンク」の仕組み
- 家具の3Dオブジェクトの配置・追加・削除をもっとスムーズにする新機能を追加:アイテム追加編
- 家具の3Dオブジェクトの配置・追加・削除をもっとスムーズにする新機能を追加:表示切り替え編
- 「3Dモデルを図面のように見せたい」。パース(遠近感)をオフにして、正確な寸法感の平面図・立面図を書き出す方法
- 新アセット、スタティック3Dオブジェクト追加しました。
- 3Dシミュレーションのやり直しをゼロに。作成データをZIP保存して、チームや顧客と簡単に共有・再編集する方法
- ブラウザで作って3Dモデルとして持ち出す。DSIMで作成したデータをUnityやBlenderで二次利用する方法
- 無制限に作れる!スロット追加・複製・削除機能リリースしました。
- 3Dで直接操作!3Dレイアウト機能追加
- アノテーション(吹き出し)機能追加しました。
- だれでもシミュレータのUIデザイン
- プロ並みの商品写真がクリック一つで。切り抜き作業(パス抜き)の手間をゼロにする、3Dシミュレーター活用術
- 「入らなかったらどうしよう」を解決。iPhoneもAndroidも対応のAR家具配置シミュレーターで、顧客の不安を払拭