シミュレーターの作り方：CADデータのWEBGL化に。FreeCADを使った取り込み方法
2025.05.27
CADデータ（IGS・STEP形式等）をだれでもシミュレータに登録する方法のご案内です。
だれでもシミュレータに取り込めるデータ形式に変換
だれでもシミュレータには、obj形式とglTF形式のデータが取り込めます。手元にCADデータしかなく、IGSやSTEP等の形式だった場合はツールを使って変換しましょう。
無償で使えるFreeCAD
CADデータの変換ツールとして、無償で使用できるオープンソースのCADソフトウェアFreeCADをご紹介します。非常に多くのファイル形式に対応し、WindowsでもMacでも使用できます。
【FreeCAD 公式ページ】
https://www.freecad.org/index.php?lang=ja
FreeCADを使った変換方法
データ読み込み
FreeCAD上で「file > open」からデータを読み込みます。
主に以下の形式を読み込むことが可能です。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
3D Manufacturing Format (*.3mf)
3D Studio mesh (*.3ds)
Alias Mesh (*.obj)
Autodesk DWG 2D (*.dwg)
Autodesk DXF 2D (*.dxf)
BREP format (*.brep *.brp)
Binary Mesh (*.bms)
Collada (*.dae)
Common airfoil data (*.dat)
STEP with colors (*.step *.stp)
Stanford Triangle Mesh (*.ply)
Wavefront OBJ – Arch module (*.obj)
データ書き出し
読み込んだモデルを選択し、「File > Export…」でBlenderで読み込める形式に書き出します。
※だれでもシミュレータはBlenderから書き出したobjデータに最適化しています。
glTFならマテリアル設定やファイル階層の構造などが保存されます。
Blenderへの読み込みとobj書き出し
保存したファイルをBlenderで読み込み、UV等を調整したオブジェクトをobj形式に書き出せば、だれでもシミュレータに登録できます。
glTF形式による書き出し
glTF形式で書き出せば「スタティックオブジェクト」として登録できます。マテリアル等の設定は書き出し前に調整しておきましょう。
CADデータをWebで表示するならだれでもシミュレータ
この様に、CADデータを変換すれば簡単に取り込みができ、開発不要でWebgl化、ウェブサイトとして表示できるだれでもシミュレータ。
CADデータをウェブに使用したいときや、AR、VRにしたい時、2Dの図面と合成したいとき等、ぜひご利用ご検討ください。
だれでもシミュレータについて、お問い合わせはこちらから。
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