だれでも
シミュレータ

「オーダーメイド商品をECで販売したい。」

家具やバッグ、建材、ユニフォーム、ノベルティなど、仕様を選んで注文する商品では、このような相談をいただくことがあります。

Shopifyは多くの商品を販売できる優れたECプラットフォームですが、商品によっては「商品を選ぶ」よりも「商品を作る」という体験が求められます。

本記事では、Shopifyでオーダーメイド商品を販売する際に考えておきたいポイントと、商品構成が複雑な場合の販売方法についてご紹介します。

Shopifyだけで対応できるケース

オーダーメイド商品といっても、すべてが特別な仕組みを必要とするわけではありません。

例えば、

  • 色を数種類から選ぶ
  • サイズを選ぶ
  • 名入れを入力する

といった程度であれば、Shopifyのバリエーション機能やオプションアプリで十分対応できます。

このような商品であれば、通常の商品登録でも大きな問題はありません。

しかし、商品の仕様が増えてくると状況が変わってきます。

バリエーションが増えるほど管理が難しくなる

たとえば家具を販売する場合を考えてみます。

木材を選び、脚の種類を選び、天板のサイズを選び、塗装色を変更し、さらにオプションを追加できるようになると、組み合わせは一気に増えていきます。

販売する側は商品管理が複雑になり、購入する側も「どの組み合わせを選べばいいのか」が分かりにくくなります。

完成イメージが想像しづらいことも、購入をためらう理由のひとつです。

商品の種類が増えるほど、「商品一覧から選ぶ」という販売方法には限界が見えてきます。

商品を「選ぶ」から「作る」へ

こうした商品では、商品ページで選択肢を並べるのではなく、シミュレーター上で仕様を決めていく方が分かりやすい場合があります。

色や素材を変更すると、その場で完成イメージが更新されるため、購入前に仕上がりを確認できます。

販売する側にとっても、どの仕様で注文されたのかが明確になり、確認作業や問い合わせの手間を減らしやすくなります。

ECサイトは注文や決済を担当し、商品の仕様はシミュレーターで作成するという役割分担です。

Shopifyとシミュレーターを組み合わせるという考え方

オーダーメイド商品では、Shopifyを注文管理の基盤として利用し、商品の仕様作成は別の仕組みに任せる構成がよく採用されています。

たとえば、3Dシミュレーターで商品の仕様を決定し、その内容をShopifyへ渡して注文を作成する方法です。

こうすることで、Shopifyにすべての組み合わせを商品登録する必要がなくなります。

ECサイトは決済や顧客管理を担当し、シミュレーターは商品のカスタマイズを担当するため、それぞれの得意な役割を活かすことができます。

このような商品と相性が良い

この販売方法は、完成イメージを確認しながら注文したい商品と特に相性があります。

家具やインテリア、バッグ、住宅設備、表札、自転車、オリジナルグッズなどは代表的な例です。

仕様の組み合わせが多い商品ほど、「商品一覧から探す」よりも、「自分で作る」体験の方が分かりやすくなるケースが少なくありません。

システム構成もあわせて考える

実際に運用する際には、「どのようにShopifyへ注文情報を渡すか」という設計も重要になります。

仕様情報や価格、選択したオプションをどのように注文データへ反映するかによって、運用方法は大きく変わります。

この仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事

Shopify×3Dシミュレーターでカスタマイズ商品を販売する仕組み|Draft Order API連携

まとめ

Shopifyは優れたECプラットフォームですが、オーダーメイド商品の販売では「商品管理」と「商品作成」を分けて考えることで、より分かりやすい販売体験を実現できる場合があります。

商品の組み合わせが増え、完成イメージの確認や価格計算が必要になってきたら、商品ページだけで対応しようとするのではなく、シミュレーターとの役割分担を検討するタイミングかもしれません。

商品によって最適な構成は異なりますが、販売方法そのものを見直すことで、運用しやすさと購入しやすさの両立につながります。

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