3Dシミュレーターの作り方:「3Dシミュレーターを作りたい」その前に。相談時に整理しておきたい10のこと
2026.09.18
3Dシミュレーターを作ろうと思ったら、まず何から考えればいいのでしょうか。
3Dモデルはあるのか。何を選べるようにするのか。商品はいくつあるのか。シミュレーションした結果をどうするのか。
考えることはいくつかありますが、最初からすべてを決める必要はありません。
だれでもシミュレータは、すでに用意された仕組みを使って、商品や目的に合わせてWebシミュレーターを構成できます。
そのため、まず「どんなシステムを開発するか」を考えるより、「お客様に何をしてもらいたいのか」から整理するほうが、必要なものが見えやすくなります。
1.何をシミュレーションしたいのか
まずは、何を3Dで試したいのかを決めます。
色を変えたいのか、素材を選びたいのか、パーツを組み合わせたいのか、サイズを変更したいのか。それとも、商品を自由に配置してレイアウトを確認したいのか。
同じ「3Dシミュレーター」でも、商品によって必要な体験は大きく異なります。
まずは「3Dにしたい」ではなく、「お客様に何を試してもらいたいのか」を考えてみます。
2.どの商品から始めるのか
商品数が多い場合、最初からすべての商品をシミュレーターに登録する必要はありません。
まず代表的な商品だけで始めたり、組み合わせを試してもらう意味が大きい商品から始めたりする方法もあります。
商品によって、3Dにする意味や選択肢の数も変わります。
どの商品を対象にするのかを決めると、必要な3Dデータの量や商品登録の作業も見えてきます。
3.何を選べるようにするのか
3Dシミュレーターだからといって、商品のすべてを選べるようにする必要はありません。
色だけ変えられれば十分な商品もあれば、素材やパーツまで選ぶ必要がある商品もあります。
大切なのは、**「選べること」ではなく、「選んだ結果を確認できること」**です。
お客様が商品を選ぶうえで本当に必要な選択肢に絞ることで、使いやすいシミュレーターになります。
4.おすすめの組み合わせはあるか
何もない状態から、お客様にすべてを選んでもらう必要もありません。
「おすすめの組み合わせ」「人気の組み合わせ」「この施工例と同じ仕様」など、最初から完成した状態を見せて、そこから変更してもらう方法もあります。
だれでもシミュレータには、シミュレータコードを登録することで、こうした組み合わせをカタログとして掲載できる機能があります。
プロジェクトごとにカタログページを作れるため、商品をどのような組み合わせから見てもらうかを設計できます。
5.3Dモデルはあるか
シミュレーターには、Webで表示するための3Dモデルが必要です。
すでに3Dデータがある場合は、それをWeb用に調整して利用できます。
3Dデータがない場合は、商品写真や図面、寸法などをもとにWeb用の3Dモデルを制作することもできます。
ここで重要なのは、3Dモデルがあるかどうかだけではありません。
そのデータがWebで利用できる状態なのか、色や素材を変更できる構造になっているのかなど、シミュレーションの内容に合わせて確認する必要があります。
6.商品データは誰が更新するのか
シミュレーターは、公開したら終わりではありません。
新商品が追加されたり、価格や仕様が変更されたり、色や素材が増えたりすれば、商品情報も更新する必要があります。
その更新を社内で行うのか、制作側に依頼するのか。
また、3Dモデルが必要な新商品については、誰が3Dデータを用意するのか。
最初の導入時点で、この役割を考えておくと、その後も使い続けやすくなります。
7.シミュレーションした結果をどうするのか
シミュレーションして完成した商品を見せるところまででよいのか、その先までつなげるのかも考えておきます。
完成イメージを画像として保存する。
選択した内容を問い合わせに引き継ぐ。
選択内容をもとに見積につなげる。
ECサイトと連携して、そのまま注文につなげる。
商品によって適した方法は異なります。
「シミュレーターの完成」をゴールにするのではなく、シミュレーションしたあと、お客様に何をしてもらいたいのかまで考えると、必要な機能が見えてきます。
8.どこからシミュレーターを使ってもらうのか
シミュレーターを用意しても、そこへたどり着けなければ使ってもらえません。
既存の商品ページからシミュレーターへ移動してもらうのか、専用のカタログページを入口にするのか、広告や検索から直接シミュレーターへ誘導するのか。
たとえば、商品ページで商品の特徴を知ってもらい、「この商品を試してみる」という入口からシミュレーターへ移動する方法があります。
また、だれでもシミュレータのカタログ機能を使って、おすすめの組み合わせを入口にすることもできます。
シミュレーターそのものだけでなく、「最初に何を見てもらうか」まで考えることが重要です。
9.どのくらいの商品を登録するのか
商品数が増えるほど、3Dモデルや商品情報の準備、登録、更新にも作業が必要になります。
最初から100商品を登録するのか、まず10商品で始めるのか。
また、1商品につき色や素材、パーツがどれくらいあるのかによっても、必要なデータ量は変わります。
シミュレーターの料金だけを見るのではなく、「何商品を、どのくらいの選択肢で運用するのか」まで考えておくと、実際の導入規模をイメージしやすくなります。
10.どこまで自社で運用するのか
最後に、シミュレーターをどこまで自社で運用するのかを考えます。
商品登録を自社で行うのか、3Dモデル制作も自社で行うのか、新商品の登録だけ依頼するのか、更新作業まで外部に任せるのか。
だれでもシミュレータは、利用者自身で商品やシミュレーションを登録・更新していく使い方にも対応しています。
一方で、3Dモデル制作や商品登録などを外部に依頼することもできます。
すべてを自社で行う必要も、すべてを外部に任せる必要もありません。
自社でできることと、外部に任せたいことを分けて考えることで、導入後の運用方法も決めやすくなります。
10項目すべてが決まっていなくても始められます
ここまで10項目を挙げましたが、最初からすべてを完璧に決めておく必要はありません。
「この商品を3Dで見せたい」
「色を変えられるようにしたい」
「おすすめの組み合わせを見せたい」
というところから始めても構いません。
そこから、必要な3Dデータや商品情報、選択肢、カタログ、問い合わせや注文へのつなぎ方を整理していけば、具体的なシミュレーターの形が見えてきます。
だれでもシミュレータには、3Dモデルを表示するだけでなく、色や素材、パーツなどを選択する機能、シミュレーション結果の保存、AR、カタログ、見積表示、問い合わせやECサイトとの連携など、さまざまな仕組みがあります。
だからこそ、最初から「どんなシステムを開発するか」を決めるのではなく、「商品をどう見せ、何を選んでもらい、その結果をどう使うのか」から考えることができます。
3Dシミュレーターは、3Dモデルを表示するだけの仕組みではありません。
商品を見るところから、選ぶ、試す、確認する、問い合わせる、見積する、買う。
その中のどこに3Dを使うのかを決めることで、必要なシミュレーターの形が決まっていきます。
だれでもシミュレータは、そのためのWebシミュレーターを、自社で作って運用することも、必要な部分だけ制作を依頼することもできるサービスです。
関連記事
- うちの商品でも作れる?シミュレータに向いてる商品・向かない商品
- 実際、いくらかかる?3Dシミュレーターの費用を「何を実現するか」で決める
- 3Dモデルは、どう用意する?3Dモデルがなくても大丈夫。3Dデータの作り方
無料登録して、だれでもシミュレータを実際に使ってみる
3Dシミュレーターを導入する前に整理した内容をもとに、まずは実際のサービスを使ってみることができます。
ランキング
-
本当の「だれでも」シミュレータへ。3Dデータも知識もなくてもレイアウトシミュレーターが作れる
-
「競合に提案内容を知られたくない」。特定の顧客だけに3Dシミュレーターを限定公開して、商談の成約率を高める方法
-
家具配置シミュレーターが作れる。「間取り図画像」を使って3Dレイアウトしよう。
-
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの売上UP。シミュレーターから直接カートへ誘導する「相互リンク」の仕組み
-
家具の3Dオブジェクトの配置・追加・削除をもっとスムーズにする新機能を追加:アイテム追加編
-
3Dにする意味は?写真は「見る」だけ。3Dなら商品を「体験」してもらえる
-
3Dで何ができる?「見るだけの商品」を、「選べる・試せる商品」に変える
-
うちの商品でも作れる?シミュレータに向いてる商品・向かない商品
-
実際、いくらかかる?3Dシミュレーターの費用を「何を実現するか」で決める
-
作ったあと運用できる?3Dシミュレーターを「使い続ける」ための仕組み
実際、いくらかかる?3Dシミュレーターの費用を「何を実現するか」で決める
3Dシミュレーターの費用は、システムだけで決まるものではありません。3Dデータや商品登録、運用まで含めて考えることが大切です。
Blenderで3Dシミュレータを作る|その① Blenderってなに?
Blenderとは何か?から、3Dモデルを作って「だれでもシミュレータ」でWebシミュレータにする流れまで、基本を紹介します。